「トリミングサロンの開業に活用できる補助金はないかな?」
トリミングサロンの開業には、店舗の内装費や設備購入費などで数百万円といった、まとまった資金が必要です。
そのため、トリミングサロンの開業を検討している方のなかには、補助金を活用できないかと考えている方もいるのではないでしょうか。
実は、トリミングサロンの開業にあたっては、活用できる補助金がいくつかあります。
本記事では、トリミングサロンの開業で使える補助金を詳しく解説します。
申請の流れや活用する際の注意点もあわせて紹介するので、トリミングサロンの開業にあたり補助金の活用を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
トリミングサロンの開業で活用できる補助金

トリミングサロンの開業にあたり活用できる補助金には、さまざまな種類があります。
ここでは、トリミングサロンの開業で活用できる主な補助金を紹介します。
※本記事の情報は、執筆時点のものです。制度内容や補助率・上限額が年度ごとに変更されやすいため、申請する際は必ず各制度の公式サイトで最新の公募要領をご確認ください。
小規模事業者持続化補助金
小規模事業者持続化補助金は、経営計画に基づいて行う販路開拓や業務効率化などの取り組みにかかる経費の一部を補助する制度です。
例えば、新聞や雑誌への広告出稿、看板の作成・設置、店舗改装、Webサイトの制作などにかかる費用が対象です。
大きく分けて、一般型・創業型・共同・協業型・ビジネスコミュニティ型の4つの枠があり、創業型では開業後1年以内の小規模事業者に向けた重点的な支援が提供されています。
以下は、第4回公募時点の創業型の主な対象要件です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象要件 | ・サービス業の場合、従業員数が5人以下 ・商工会・商工会議所の支援を受けながら事業を実施する ・「特定創業支援等事業」による支援を受けている ・「特定創業支援等事業」による支援を受けた日と、開業日(設立年月日)の両方が、公募締切日から過去1年以内である ・補助事業終了までに商品・サービスの提供を開始し、事業活動を開始する |
| 補助上限額 | 200万円 |
| 補助率 | 2/3 |
| 対象経費 | 機械装置費・広報費・Webサイト関連費・出展費・旅費・新商品開発費・委託外注費・借料など |
デジタル化・AI導入補助金
デジタル化・AI導入補助金は、生産性向上を目的にITツールを導入する中小企業・小規模事業者等を支援する補助金です。
大きく分けて、通常型、インボイス枠、セキュリティ対策推進枠、複数者連携デジタル化・AI導入枠に分かれています。
| 通常型 | インボイス枠 | |
|---|---|---|
| 補助内容 | 自社の課題・ニーズに合うITツールの導入経費の一部を補助 | インボイス制度への対応を目的としたソフトウェアやPCなどの導入経費の一部を補助 |
| 補助率 | 1/2以内、2/3以内 | 1/2~4/5以内 |
| 補助額 | 1プロセス以上:5万円~150万円未満 4プロセス以上:150万円~450万円以下 |
350万円以下 |
参照:独立行政法人中小企業基盤整備機構「デジタル化・AI導入補助金」
自治体独自の創業支援補助金
補助金には、国が実施しているものだけでなく、都道府県・市区町村が独自に実施している創業支援補助金もあります。
補助金額は、数十万円〜数百万円程度を上限としているケースが多いです。
利用できる補助金を探す際には、「開業する都道府県・市区町村名+補助金」で検索をかけたり、市役所の商工担当課や地域の商工会議所に相談したりするとよいです。
トリミングサロン開業における補助金申請の流れ

ここからは、トリミングサロン開業にあたり補助金を申請する流れを解説します。
※申請の流れは補助金によっても異なるため、詳細は必ず自身で公式サイトを確認するか、商工会議所や専門の業者に相談してください。
STEP1:自分に合う補助金を探す
まずは、トリミングサロンの開業に活用する補助金を探します。
補助要件や対象経費、補助上限額などは制度ごとに異なるため、公式サイトで活用できるものかどうかを確認しましょう。
STEP2:必要書類を準備する
利用したい補助金を決めたら、申請に必要な書類を準備します。個人事業主と法人では必要書類が異なる場合があるため、申請する制度の公募要領を確認しましょう。
STEP3:事業計画書を作成する
続いて、事業計画書を作成します。
補助金は、採択されなければ受けられません。
そして、その審査でもっとも重要なのが、事業計画書の内容とされています。
採択率が高まるように、開業の目的、ターゲット顧客、収支計画、周辺競合との差別化ポイントなどを具体的な数字を交えながら記載しましょう。
STEP4:申請する
書類一式を整えたら、公募期間内に申請を行います。
採択後は、補助金事務局の求めに応じて必要な手続き(見積書の提出など)を行い、交付決定を受けます。交付決定日より前に発注・契約をすると補助対象外になるため、必ず交付決定後に設備導入や広告出稿などを実施しましょう。
事業終了後に実績報告を行うと、補助金が交付されます。
トリミングサロンの開業で補助金を活用する際の注意点

ここからは、トリミングサロンの開業で補助金を活用する際の注意点を解説します。
補助金は必ずもらえるわけではない
補助金は、申請すれば必ずもらえるわけではありません。
審査を経て、採択・不採択が決まります。
採択率は40%前後とされ、不採択になるケースも少なくありません。
そのため、誰が見ても納得できる事業計画書を作成することが重要です。
後払いシステムである点に注意する
補助金は申請してもすぐには受け取れません。
設備やツールの導入費用は、まず自己資金で全額負担する必要があります。
自己資金を十分に確保していないと導入が進められなくなるため、補助金が入金されるまでの資金繰り計画をあらかじめ立てておきましょう。
交付決定前の発注は補助対象外になる
補助金の対象となるのは、交付決定後の発注のみです。
交付決定前に発注・契約した費用は、後に採択・交付決定されても補助対象として認められません。
交付決定までには時間がかかることもあるため、開業スケジュールに余裕を持たせて申請することが大切です。
不採択の場合は、事業計画を見直して次回公募で再チャレンジするか、融資など他の資金調達手段を検討するのもひとつの選択肢です。
トリミングサロンの開業補助金に関するよくある質問
トリミングサロンの開業で活用できる補助金に関して、よくある質問に回答します。
Q. 開業前でも補助金は申請できますか?
制度によっては、創業前でも申請可能です。ただし採択後に開業手続きを行うことが条件になる場合があるため、事前に公募要領を確認しましょう。
Q. 補助金の申請は自分でできますか?
補助金の申請は、自分で行うことも可能です。商工会議所では要件の確認について相談できます。書類作成の代行を依頼したい場合は、行政書士に相談するとよいでしょう。
Q. 複数の補助金を併用してもいいですか?
同一の経費に対する補助金の併用はできません。対象経費が異なる場合は、複数の補助金を活用できる場合があります。
まとめ:補助金を賢く活用してトリミングサロン開業を成功させよう
トリミングサロンの開業に活用できる補助金には、以下の種類があります。
- 小規模事業者持続化補助金
- デジタル化・AI導入補助金
- 自治体独自の創業支援補助金
補助金を活用すれば、広告費や改装費、設備導入費などの負担を軽減できます。
補助対象要件や補助金額、対象経費などは補助金によって異なるため、利用前に公式サイトで最新情報を必ず確認しましょう。
ただし、補助金は申請しても採択されなければ受け取れません。
また、採択されたとしても、すぐには入金されない点にも注意が必要です。
トリミングサロンの開業を検討している方は、補助金を上手に活用して、無理のないサロン経営をスタートさせましょう。
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