トリミングサロンの開業を計画されている方の中には、「内装はどう設計すればいいかな?」「費用はどのくらいかかるんだろう?」と悩んでいる方もいるでしょう。
トリミングサロンの内装づくりでは、さまざまな視点が求められます。
本記事では、トリミングサロンの内装設計で意識すべきポイントを徹底解説します。
工事費用の相場や安く抑えるコツもあわせて紹介するので、どのような内装にするか悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
トリミングサロンの内装で意識すべきポイント

まずは、トリミングサロンの内装づくりで意識すべきポイントを解説します。
保健所の基準をクリアできる内装にする
トリミングサロンは「第一種動物取扱業」に該当するため、開業にあたっては保健所の基準をクリアする必要があります。
第一種動物取扱業には、飼養施設・設備、従業員数、環境の管理、疾病等にかかる措置、動物の管理といった項目ごとに基準が設けられています。
例えば、飼養施設・設備に関する基準では、ペットが脱走しない構造・強度になっているか、清掃がしやすい床・壁・天井・設備になっているかなどがポイントに挙げられています。
基準を満たしていないと登録を受けられない可能性もあるため、内装を設計する際には、これらの基準を一つひとつ丁寧に確認しながら進めましょう。
不安な場合には、内装設計の早い段階で管轄の保健所に相談すると安心です。
床材・壁材は防水性の高い素材を選ぶ
トリミングサロンの内装に使用する床材や壁材には、防水性の高い素材を選ぶのが大切です。
トリミング中は水や薬剤が飛び散ることが多く、水に弱い素材では染みや劣化が起こりやすいためです。
トリミングサロンで使用する床材・壁材におすすめなのが、クッションフロアやタイルといった防水性の高い素材です。
表面に凹凸が少ない素材を選べば、日々の掃除がしやすく、清潔な状態を保ちやすくなります。
衛生面はトリミングサロンの信頼にも直結する部分ですので、床材・壁材選びは慎重に行いましょう。
消臭・防音対策でペットや飼い主へのストレスを軽減する
トリミングサロンでは、他のペットの鳴き声やドライヤーの稼働音など、大きな音が発生しやすい環境です。
このような大きな音は、ペットだけでなく飼い主さんにとってもストレスの原因になりかねません。
できる限り音が響かないよう、壁に吸音材を使用したり、出入口の扉を防音扉にしたりするなど、防音対策を徹底しましょう。
また、カットした被毛や排泄物、シャンプーの匂いなどが混ざり合い、店内に独特な臭いがこもってしまうのもトリミングサロンでよくある課題です。
換気設備や脱臭装置を設置したり、消臭機能のある壁材・床材を取り入れたりなどして、店内に嫌な臭いがこもらない環境づくりを心がけましょう。
ペットや飼い主にとって安全で快適な空間を設計する
トリミングサロンの内装を考えるうえでは、ペットと飼い主さんが安全かつ快適に過ごせる空間づくりも欠かせません。
施術中や待ち時間にペットが脱走しないよう、出入口のドアは二重ドアにするとよいでしょう。
また、ツルツルとした床は犬や猫の足腰に大きな負担をかけてしまいます。
特に高齢のペットは転倒のリスクが高いため、滑りにくい床材を採用すると安心です。
エアコンやサーキュレーターを活用して快適な室温を保ったり、柔らかな照明を取り入れたりすれば、ペットも飼い主さんも安心してリラックスできる空間になります。
スタッフが効率よく作業できる導線を意識する
トリミングサロンの内装設計では、スタッフが働きやすい導線を意識することも大切です。
作業効率の悪い環境は、スタッフの身体的・精神的な負担が増えてしまい、結果としてサービスの質の低下につながりかねません。
シャンプー・カット・ケージへの移動までの動線を一直線に配置するなど、無駄な動きを最小限に抑えられるレイアウトにしましょう。
トリミング中に使用する器材を作業台の近くに置けるよう、収納スペースを確保しておくと施術中の負担軽減につながります。
サロンのコンセプトを反映させる
内装には、サロンのコンセプトをしっかりと反映させることも忘れてはいけません。
コンセプトにもとづいた内装にすることで、飼い主さんにサロンの特徴や魅力が伝わりやすく、他店との差別化にもつながります。
ナチュラルな雰囲気を大切にしたい、高級感のあるサロンにしたいなど、思い描くイメージを内装デザインに落とし込みましょう。
トリミングサロンの内装工事費用はいくら?

トリミングサロンの内装工事費用は、物件の状態によって大きく異なります。目安としては、スケルトン物件の場合1坪あたり70〜120万円程度、居抜き物件の場合は1坪あたり30〜60万円程度が相場です。
たとえば10坪の店舗を想定した場合、スケルトン物件であれば700〜1,200万円程度、居抜き物件であれば300〜600万円程度かかる計算になります。
トリミングサロンの内装工事費用を抑えるコツ

トリミングサロンの内装工事には数百万円以上かかるため、費用を抑える方法を知りたいと考えている方もいるでしょう。
ここからは、トリミングサロンの内装工事費用を抑えるコツを解説します。
居抜き物件を活用する
内装工事費用をできるだけ安く抑えたい場合は、居抜き物件を活用するのがおすすめです。
居抜き物件であれば、既存の水回りや電気設備をそのまま利用できるため、新規で一から設計・施工を行うスケルトン物件と比べて、400〜600万円程度費用を抑えられる可能性があります。
できる限り費用を安く抑えたい場合は、まずは居抜き物件を検討するとよいでしょう。
相見積もりを依頼する
内装工事費用を安く抑えるためには、複数の施工業者から相見積もりを取ることも大切です。
相見積もりを取れば、費用とあわせて各社の提案内容や対応の丁寧さも比較できます。
内装工事を依頼する業者を選ぶ際には、必ず複数社を比較して検討するようにしましょう。
補助金・助成金を活用する
開業にあたっては、国や自治体が用意している補助金・助成金制度を活用するのも有効な方法です。
トリミングサロンの内装工事や設備投資には、小規模事業者持続化補助金や創業支援に関する助成金など活用できる補助金・助成金があります。
制度の内容や条件は自治体によって異なるため、開業を予定している地域の商工会議所や自治体の窓口へ相談することをおすすめします。
申請には準備期間が必要なものも多いため、内装工事の計画と並行して情報収集を進めておくと安心です。
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トリミングサロン運営に必要な主な設備

トリミングサロンを運営するにあたっては、内装だけでなく以下のような設備も必要になります。
- トリミング台
- シャンプー台
- ドライヤー
- ケージ
- 業務用掃除機
- レジ
- 予約システム
トリミング台やシャンプー台、ドライヤーなどは施術に欠かせない設備です。また、電話対応の負担軽減やダブルブッキング防止のために、予約システムを導入するのもおすすめです。
弊社では、トリミングサロン向けのオンライン予約システム「CHERIEE ビジネスポータル」を提供しています。獣医師やトリマーなど、実際に現場で働く方々の監修のもと開発しているため、実務に必要な機能が一通り揃っています。
0円から始められるため、ぜひ一度お試しください。
まとめ

トリミングサロンの内装では、ペットと飼い主さんが安心して過ごせる空間づくりだけでなく、防水性・防音性・消臭性に配慮した素材選びなど、幅広い配慮が必要になります。
内装工事の費用は、居抜き物件の活用や相見積もりの依頼、補助金・助成金の活用によって安く抑えることが可能です。
無理のない範囲で、できる限り理想に近い内装を実現しましょう。
